100年食堂は、YOMIKO(読売広告社)という会社が
運営しています。

YOMIKOはずっと「場」や「街」、
そして「そこで生きる人々」に向き合ってきました。
ある場所で生きる人が、
その場所をもっと好きになれたら、
きっとその人生はもっと豊かなものになると
考えてきたからです。

100年食堂でYOMIKOが注目したのは、
街の中における「食堂という場」です。
食堂というと、
定食などが出てくる食事をする場所として
思い浮かべる方が多いと思いますが、
私たちは「食堂」という言葉を、
もっと広い意味を持ったものとして使っています。

店主とお客さんとの交流や、
またお客さん同士のつながりも
うまれるコミュニティがあり、
家や職場以外でくつろげる
第三の居場所=サードプレイスでもある場所。
またその食堂がずっと続いていくことで、
街のシンボルや拠り所に
なっていくこともあるでしょう。
食堂は効率化が加速していくこれからの世の中で、
人間的な時間が生まれる場所として、
ますます大切になっていくはずです。

いろんな価値が含まれる
「食堂」という言葉はもしかして、
他の言語で完全に翻訳することが難しい
日本独自のニュアンスをもったものかもしれません。
この「食堂」という価値に
多くの人に気づいてもらい、
みんながそれぞれの「食堂」を持つことができたら。
きっと日本から、世界は少しずつ
人間的な温かさを大切にできる場所に
変わっていくのではないか。
「100年食堂」はそんな想いから
はじまっています。

100年食堂をぜひ、
これからもよろしくお願い申し上げます。